当院は昭和医科大学の2番目の教育病院として昭和50年 (1975年) に横浜市北部の藤が丘に開設され、中央放射線部は時代の最先端をいく構想・設計・設備で設置されました。開院以来、放射線科の医長 (診療科長)は 古賀靖先生、北原隆先生、片山道夫先生、國安芳夫先生、杉本英治先生、本田実先生、北原規先生、橋本東児先生、堀祐郎先生と受け継がれてきました。令和7年 (2025年) より竹山信之が運営しております。

藤が丘病院の特徴として30年以上にわたって臓器別の専門診療が推進され、急性期医療にも力を注いできた経緯があります。1985年に救命救急センターが、2003年には病院全体の救急患者さんを1カ所で診療する救急外来(ER)が開設され、年間1万人を超える救急診療が行われています。

放射線科関連では、2007年より画像保存通信システム(PACS)が運用開始、2024年に人口知能および情報通信技術を活用した医療画像診断の補助と読影業務の効率化を目的として、医療画像先進診断センターが設立されました。2025年より昭和医科大学病院および各附属病院において、医療画像の相互閲覧体制が整備された為、遠隔読影を行なっております。

藤が丘病院放射線科は、昭和医科大学放射線医学教室のサポートを受けつつも、医長系譜が示すように、様々な出身大学の諸先輩に指導されてきました。今後も、出身大学の垣根を超え、また、様々な雇用形態を受け入れるなど、放射線科医の立場を向上させる取り組みをしてまいります。